インプラントとは?
インプラントとは、失った歯の部分にチタン製の人工歯根(インプラント)を埋入し、その上に人工の歯を固定して歯本来の機能や見た目を取り戻す治療方法のことをいいます。
今までの方法だと隣の歯を削ってブリッジ治療をしたり、取り外しの入れ歯(義歯)を作製して他の歯にも負担をかけていましたが、インプラントは失った歯の部分だけを治療しますので、周囲の歯に負担をかけることがありません。
また、これまでにあった歯と同じような役割を果たしますので、咬む力を分散させ、残っている自分の歯を守ることにもなります。
ただこの治療法は外科処置を伴うため、他の歯科治療よりもカウンセリングや診査・診断に時間をかけることが一般的です。
■インプラント治療について
インプラントの構造
インプラントは3つの部品で構成されています。
インプラント体(フィクスチャー)
チタンという金属で出来ていて、顎の骨に埋入すると骨と結合し、歯の根の代わりとなって咬み合わせの力を支えてくれます。
アバットメント
インプラント体と上部構造体を連結する部分です。咬み合わせの力によって緩むことがありますが、締め直すことができます。
上部構造体
人工の歯の部分のこと。通常はセラミックを用いたものを作製します。基本的にクリニックで外すことができます。